第9回スピーチ発表会

令和5年2月18日(土)13時より三田の東京都障害者福祉会館にて「第9回スピーチ発表会」が開催されました。

渡邊会長の挨拶の後、大場指導員の司会で今回の出場者14名がクラス毎に日頃の練習成果を披露し、会場から大きな拍手が送られました。

最後に𠮷原先生の講評をいただき、参加者一同とても勉強になりました。

 

発表者(敬称略)

初心クラス 渋沢 和行、三木 景子、村田 英雄、福倉 正和

初級クラス 風巻 邦弘

中級クラス 佐藤 宗人、鈴木 圭介

上級クラス 桜庭 兼作、大久保 則彦、鈴木 秀和 

ELクラス 菊間 壽、玉木 孝曻、須田 豊享

シャントクラス 山口 睦夫 

(以上14名)

 

渡邊会長
渡邊会長


 

 

スピーチ発表会の後、休憩をはさみ第42回家族座談会が開催され会員の皆様から発声及び術後の生活に関する質問が寄せられ、発声、生活に関する質問には訓練士が、医学的な質問には銀鈴会常任顧問・東京工科大学医療保健学部教授・東京医科大学客員教授の𠮷原先生が回答されました。

質問内容と回答は「銀鈴誌」「銀鈴会ホームページ」で順次紹介致します。

 

 


 

◇ 吉原先生の講評 new!

 

出場した皆さんは、今与えられた発声能力に合わせきちんと話せていました。

手術前は声帯を振動させ口、ベロをうまく使って言葉にしていました。皆さんのように声帯をなくした場合も、喉元を振動させて言葉にしています。その場合も口、ベロをうまく使うことではっきりした言葉を出せます。口を大きく開け大げさに発声することで明瞭度も上がります。耳鼻咽喉科の先生は、手術を成功させることが目的ですので、その後の発声訓練は銀鈴会のような場で先輩に指導を受けることが理想と言えます。シャントを手術する先生の中には、銀鈴会の指導は必要ないとの意見を持っている人もいますが、銀鈴会はシャントでも発声練習の場として必要です。

 

発声とは関係ありませんが、健康の維持には、自分はまだ若いという気持ちを常に持ち行動することです。また、暗い人よりも明るい人と付き合うことです。気持ち的に落ち込んだ時にも決してそのことを口に出さないように心掛け、前向きの気持ちをもって過ごすことが、病気を寄せ付けない秘訣です。