日常生活用具として「人工鼻」を給付する活動
活動主旨
人工鼻はシャント発声者の発声補助具として日常生活用具の助成を受けられる自治体があります。しかし、食道発声や電気式人工喉頭発声の喉摘者には助成されていない自治体が多く見受けられます。
人工鼻の機能は名前の通り鼻の機能を代用するものであり、全ての喉摘者にとって、肺への負担を軽減し気道の衛生面を強化する器具として有効なのです。この「人工鼻」について、各自治体が全喉摘者を対象に助成していただけるよう東京都の市区町村の福祉課に要望書を提出しています。
「人工鼻」は主にアトスメディカル製のHMEカセットとなりますが、使い捨て消耗品で1ヶ月およそ23,000~25,000円の費用がかかり、全額自己負担では高齢者(年金生活者)にとっては使用が難しくなる旨を伝えます。
要望書を提出した区役所・市役所(あいうえお順)
足立区役所・板橋区役所・江戸川区役所・大田区役所・
葛飾区役所・江東区役所・品川区役所・渋谷区役所・
墨田区役所・世田谷区役所・台東区役所・中央区役所・
豊島区役所・練馬区役所・港区役所・目黒区役所
小金井市役所・国分寺市役所、八王子市役所・
日野市役所・町田市役所・三鷹市役所・府中市役所
活動報告
人工鼻を日常生活用具として認めてほしいと、アトスメディカル社と一緒に各自治体を訪問しました。8月30日に始まった活動は10月13日をもって一段落しました。
今回の活動の成果としては、行政担当者に代用音声の食道発声を直接聞いてもらえたこと、永久気管孔はプロテクターで保護しなければならないことなどを理解してもらえたことが挙げられます。
今回の活動が日常生活用具の拡大に直ぐつながるとは言えませんが、引き続き活動していきたいと思います。
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