がん研有明病院名誉院長・『キャンサーカフェ』パーソナリティーの門田守人先生の著書において、6ページにわたり当銀鈴会の紹介がありました。
『がんとの賢いつきあい方』
門田 守人著
ISBN:9784022736505
定価:778円(税込)
発売日:2016年1月13日 朝日新聞出版
新書判並製 208ページ 新書550
声帯を失っても、訓練をすれば声は出せる
つんく♂さんのように、声帯を切除した人を「喉摘者」といい、全国に2万~3万人いるといわれています。その喉摘者のひとりが『公益社団法人銀鈴会』専務理事の太田時夫さんです。
太田さんは61歳のときに、喉頭がんと診断されました。がんは下咽頭にも広がり、約4センチもの大きさになっていたそうです。さらに、首のリンパ節への転移もあったことから「喉頭がんのステージⅣ」と告げられました。そこで、セカンドオピニオンを受けたところ「手術した方が生存率は高くなる」といわれ、声よりも命のほうが大事と即手術を決意したといいます。
「つんく♂さんもやむを得ない決断だったと思います。歌以外にも音楽活動はできるので頑張ってほしい」と、同じ仲間として太田さんはエールを送ります。
その太田さんは、『キャンサーカフェ』のゲストとして2回登場していただいています。それだけ、太田さんの存在は、声を失った人には希望の星でもあるのです。
銀鈴会はがんなどで声帯を含む喉頭摘出手術を受けた人を対象に、「発声教室」を主催するボランティア団体です。
【一部抜粋】
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