NPO法人日本喉摘者団体連合会主催
平成27年度音声機能障害者発声訓練
指導者養成事業実施報告
1 事業の内容
a.主催者 日本喉摘者団体 東日本ブロック
b.実施場所 山梨県 ホテルクラウンパレス甲府
(山梨県甲府市)
c.実施期間 平成27年9月28日(月)~30日(水)
d.参加者
(公社)銀鈴会(東京都) 13名
栃木県喉摘会(栃木県) 2名
茨城甦声会(茨城県) 7名
横浜市港笛会(横浜市) 5名
群鈴会(群馬県) 3名
神奈川銀鈴会(神奈川県) 2名
埼玉銀鈴会(埼玉県) 8名
山梨県喉会(山梨県) 7名
京葉喉友会(千葉県) 6名
新潟県美鈴会(新潟県) 5名
長野信鈴会(長野県) 5名
参加者合計 63名
e.研修内容
障害者の社会復帰促進を目指す本事業は、制度スタートの昭和63年以来、回を重ねて今年は第28回目となりました。
新人研修を主体に年々内容も充実し、発声訓練指導者の指導技術向上に大きな成果を上げています。さらに地方喉摘者団体の活性化と、社会参加促進のために有効な施策として、本事業の各県持ち回りを行っています。
これにより、各県の福祉行政担当の理解を深め、開催県の一般会員、医師、看護師などにも参観や交流の機会を多くしています。
研修内容は
A.1日目は、東ブロック長、山梨県福祉保健部渉外福祉課長、日本喉摘者団体連合会会長、開催地会長の山梨県喉会会長の
御祝辞、御挨拶を頂きました。
その後、山梨県中央病院外科統括部(耳鼻咽喉科)部長と日喉連会長 松山 雅則の講演2題行われました。これをもっ
て1日目を終了しました。
・講演1題目 「頭頸部癌における喉頭温存の進歩」
山梨県中央病院外科統括部(耳鼻咽喉科)部長 平賀 幸弘 先生
―放射線と抗がん剤併用により手術の必要症例が減ってきた。―
・講演2題目 「日喉連の課題と今後の活動」
日喉連会長 松山 雅則
―最近の傾向として、喉摘者数の減少と喉摘者の高齢化傾向がみられるなどの日喉連の現状、最近の活動及び今後の活動
方針の説明がありました。―
B.2日目は、今研修会のテーマ①の「食道再建者への指導方法」につき5団体より研究発表が行われ、その発表内容に対し
て各グループごとでの討論を行い、その結果を、代表者が発表しました。食道再建者への指導方法の考え方の統一化がで
きたようです。
C.2日目午後は山梨県障害者福祉協会理事長竹内先生の講演と、日喉連発声訓練士の本年度課題研修「シャント発声法」の
講義がありました。
・講演 「可能性への熱い挑戦」
山梨県障害者福祉協会 理事長 竹内 正直 先生
―重度障害者を育て上げた3人の母親の努力と苦悩。障害は乗り越えられる。―
・講義 「シャント発声に対する理解の共通化‐シャント発声」
(公社)銀鈴会 発声訓練士 半田 建二
―新しく作成された全国共通教材「シャント発声マニュアル」を基に[シャント発声に対する理解と共有化]―
と質疑応答を行いました。
D.3日目は研修会テーマ②の「入会者の減少・退会者の増加等の要因」につき6団体より研究発表が行われ、その発表内容
に対して各グループごとでの討論を行い、その結果を、代表者が発表しました。各団体が共通の問題意識を持ちながら、
夫々真剣に対策を練り様々な活動をしている事を認識しました。
E.東日本ブロック長から参加者へ終了書授与及び、千葉県を次回開催地と決め、指導者養成事業を終了いたしました。
2 事業の成果
今回の研修会では、シャント発声、EL発声の方々が例年以上に多く参加されていました。みなさん研修の合間には、指導上での経験や疑問などの話をされている様子で、発声訓練士という資格に更なる責任と自覚をする研修会でした。又、食道関係癌の最新医療状況など、多くの知識吸収ができた会でもありました。
銀鈴会からは新指導員が3名参加しました。このような他会との交流の場に参加して、多くの方々と話し合う事で、自分たちの会以外の問題点、考え方、指導法等を学びあい、とても刺激になりました。
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